Leadit 不動産基礎知識

Real Estate Fundamentals

社内資料 v1.0

不動産とは

Real Estate Overview

不動産とは「動かすことのできない財産」のこと。法律上は土地建物(定着物)を指す。

土地
宅地・農地・山林など
建物
住宅・ビル・マンションなど

不動産の取引には売買賃貸管理の3つの領域があり、Leaditは主に売買仲介を軸にビジネスを展開している。

売買仲介の基本

Brokerage Basics

不動産売買における仲介とは、売主と買主の間に入り、取引を成立させること。

売主
売却依頼
仲介業者
(Leadit)
購入紹介
買主
1
売主が物件を売りたい

仲介業者に売却を依頼する

2
仲介業者が買主を探す

広告・ネットワークを活用して購入希望者を見つける

3
取引成立・手数料発生

売買契約が成立すると、仲介手数料を受け取る

Leaditの役割

Leadit's Position

Leaditは売主と買主の間に入る仲介業者として、取引の円滑化と価値創出を担う。

Leaditのポジション
売主
Leadit
仲介・商流構築
買主
仲介
売買の橋渡し
商流構築
物件の流れを設計
不動産管理
マンション・ビル管理

手数料の仕組み

Commission Structure

仲介手数料の上限(宅建業法)

3% + 6万円(税別)

※ 売買金額400万円超の場合の速算式

両手取引 = 最大の収益パターン

1社が売主・買主両方から手数料を受け取る。

売主
手数料 3%+6万
Leadit
両手 = 6%+12万
買主
手数料 3%+6万
片手取引 = 片方のみから受領

売主側 or 買主側どちらか一方からのみ手数料を受け取る。

計算例
売買金額 5,000万円
片手手数料 5,000万 × 3% + 6万 = 156万円
両手手数料 156万 × 2 = 312万円

専任と分かれ

Exclusive & Split Agreements

専任媒介

売主が1社の仲介業者にだけ売却を依頼する契約形態。

業者のモチベーションが高い
両手取引の可能性が高い
広告費をかけやすい
レインズ登録義務あり
分かれ

業者間で手数料を分け合う仕組み。売主側業者と買主側業者がそれぞれ片手手数料を受け取る。

売主
売主側業者
3%+6万
|
買主側業者
3%+6万
買主

4者間取引:売主 → 売主側業者 → 買主側業者 → 買主のように、複数の仲介業者が間に入るケースもある。それぞれの業者が手数料を受け取る。

商流

Deal Flow / Distribution Channel

不動産取引には「この物件の商流」が存在する。物件がどのようなルートで取引されるかを指し、関わるプレイヤーが多いほど商流は複雑になる。

商流を理解することで、どこに利益が生まれるか誰とプロフィットシェア(利益分配)するかが見えてくる。

商流のパターン例
パターン1:シンプルな仲介
売主 仲介 買主
パターン2:業者間仲介(分かれ)
売主 業者A 業者B 買主
パターン3:三為取引(後述)
売主 三為業者 買主

プロフィットシェア:商流に関わる複数のプレイヤーが利益を分配すること。Leaditが商流の中でどのポジションを取るかが収益構造に直結する。

三為取引(中間省略取引)

Santame / Intermediate Omission Transaction

三為(サンタメ)とは、物件を仕入れてから売る取引手法。正式には「第三者のためにする契約」に基づく中間省略取引。

三為取引の流れ
売主 A
3,000万で売却
売買契約①
三為業者 B
中間者
売買契約②
買主 C
4,000万で購入
Bの利益 = 1,000万円
名義変更が省略可能:A→Cへ直接所有権移転(Bを経由しない)で登録免許税を節約
言い値でつけられる:仲介と違い、仕入れた物件は自由に価格設定できる
仲介手数料の上限に縛られない:売買差益が収益となる

三為取引に必要なもの

ファイナンス(資金力)
信用(銀行との関係)

立ち退き・地上げ

Eviction & Land Acquisition

地上げとは、建物の入居者に立ち退いてもらい、土地を更地にして売却・開発する手法。

1
物件の仕入れ

入居者がいる状態の物件を安く仕入れる

2
立ち退き交渉

入居者との交渉。立退料の支払いが一般的

3
解体工事

立ち退き完了後、解体業者を手配して建物を解体

4
引き渡し・売却

更地にした土地を高値で売却・開発

大変だからこそ価値がある:立ち退き交渉・解体手配は難易度が高く、手間がかかるからこそ、それを完遂できる業者には大きな利益が生まれる。参入障壁の高さ=差別化要因。

土地の単位と区画

Land Measurement & Parcels

面積の単位
= 約3.3 m2
日本の不動産慣行で使用
m2
= 平米(へいべい)
登記簿・法的書類で使用
換算:1坪 = 約3.306 m2 / m2 × 0.3025 = 坪数
筆(ふで)= 土地の登記単位

不動産登記上の土地の数え方。同じ場所でも登記上の区画ごとに「一筆・二筆…」と数える。

一筆
地番 123-1
二筆
地番 123-2
三筆
地番 123-3
分筆(ぶんぴつ)

一つの土地を複数に分けること。一部だけ売りたい場合などに実施。

一筆の土地
A
B
合筆(がっぴつ)

複数の土地を一つにまとめること。隣接する土地を統合して大きな区画にする。

A
B
一筆の土地

境界線:隣接する土地との境を示すライン。取引時には境界確定測量が必要になることが多い。境界トラブルは不動産取引で最も多い紛争の一つ。

不動産M&A

Real Estate M&A

不動産を直接売買するのではなく、不動産を保有する会社ごと買収(M&A)する手法。

通常売買 vs M&A
通常の売買
不動産を直接売却
不動産取得税・登録免許税が発生
M&Aスキーム
会社の株式を売却
不動産の名義変更不要 = コスト削減
マンション・ビル保有法人を丸ごと取得
不動産取得税が不要(不動産自体の名義は変わらない)
管理体制・テナント契約をそのまま引き継げる

注意点:会社の負債・訴訟リスクもそのまま引き継ぐため、デューデリジェンス(事前調査)が極めて重要。

不動産管理

Property Management

Leaditは売買仲介だけでなく、不動産管理としても動く。マンション・ビルなどの物件を所有者に代わって管理・運営する。

マンション管理
  • 共用部の清掃・メンテナンス
  • 入退去の管理
  • 賃料回収・滞納対応
  • 修繕計画の策定
ビル管理
  • テナント誘致・契約管理
  • 設備点検・保守
  • セキュリティ管理
  • リノベーション提案

ストック型ビジネス:売買仲介(フロー型)に対して、管理業務は毎月安定した管理手数料が入るストック型の収益。両方を持つことでビジネスの安定性が増す。

Leadit Inc. — Internal Documentation